【冷や汗】94歳の母が理学療法士さんに放った「衝撃の一言」。親の“暴走”とどう向き合う?
こんにちは。 皆さん、親の介護やふとした会話の中で、「お母さん、それ今言う!?」と顔から火が出るような思いをしたことはありませんか?
私の母は94歳。現在、圧迫骨折で入院中なのですが、先日リハビリを担当してくれる若い理学療法士さん(男性)に向かって、開口一番こう言い放ったのです。
「あなた、ちょっと太りすぎよ。痩せなさい」
……隣にいた私は、一瞬で凍りつきました。
一生懸命支えてくれているプロの方に対して、なんてことを!
しかも厄介なことに、母は娘である私の「お母さん、塩分控えてね」という健康アドバイスには一切耳を貸しません。
「身内の言うことは無視するくせに、他人には容赦なく厳しい」
これ、介護世代の私たちあるあるではないでしょうか?
今日は、そんな「親の困った言動」の背景にある心理と、お互いの尊厳を守りながら切り抜けるための「大人のコミュニケーション術」についてシェアしたいと思います。
なぜ親は「娘の言葉」を聞かないのか?
「老害」なんて言葉で片付けてしまうのは簡単ですが、そこには高齢者特有の切実な心理が隠れています。
それは、「自律性の喪失」と「誰かに評価されたい」という思いです。
高齢になり、体が思うように動かなくなると、常に「ケアされる側(弱い立場)」になってしまいます。
特に娘のような身内に対しては、「支配されたくない」「まだ親としての威厳を保ちたい」という防衛本能が働き、素直になれないことが多いんです。
一方で、他人(特に若い人)に対して厳しく当たるのは、「教える立場」に立つことで、失われつつある自尊心を取り戻そうとしているサインでもあります。
つまり、あの「太りすぎよ」という爆弾発言は、母なりの「私はまだ、人を指導できる人間なのよ!」という悲しいほどのアピールだったのかもしれません。
真正面から戦わない。「役割」を変える3つのステップ
では、私たち娘はどうすればいいのでしょう?
「失礼なこと言わないで!」と正論で怒っても、火に油を注ぐだけ。
ここでおすすめしたいのが、「サードパーティ・エフェクト(第三者効果)」と「役割の再定義」を使った作戦です。
私が試みて効果を感じたのは、この3ステップです。
- 否定せずに受け止める(観察眼を褒める) 「そんなこと言っちゃダメ!」と遮るのではなく、一度「お母さん、よく見てるわね(観察眼はすごいのね)」とクッションを置きます。
- 「第三者」の権威を借りる 私の口から言うのではなく、「先生(医師や看護師)もそう言ってたよ」と伝える。身内の言葉は届かなくても、プロの言葉ならスッと入ることがあります
- あえて「アドバイザー役」をお願いする ここが最大のポイントです。理学療法士さんにこっそりお願いして、 「母は健康管理に厳しいので、ぜひ指導してやってください」 という空気に持っていくのです。
母を「管理される患者」ではなく、「経験豊かな指導者(アドバイザー)」というポジションに座らせてあげる。 すると不思議なことに、攻撃的だったエネルギーが、「よし、協力してやろう」というプラスの姿勢に変わることがあるんです。
「役割」があると、人は優しくなれる
心理学では、これを「自己効力感の回復」と言ったりします。
「自分はまだ役に立つ」「頼りにされている」と感じると、心に余裕が生まれます。 心に余裕ができれば、トゲトゲした発言も減り、結果として私たち娘の「お母さん、無理しないでね」という言葉も、素直に受け入れてくれやすくなるという相乗効果も!
おわりに
親の無遠慮な言葉にイラッとしたり、ハラハラしたりするのは、私たちが真剣に向き合っている証拠です。
次に親御さんの言動に困った時は、正論で対抗する前に、 「今、この人にどんな『役割』をプレゼントしたら落ち着くだろう?」 と、ちょっと視点を変えてみてください。
「先生役」でも「相談役」でもいい。 プライドを守ってあげる演出が、結果として私たち自身の平穏を守ることにつながるはずです。
介護もコミュニケーションも、時には「女優」になって乗り切っていきましょうね!


