「21日で習慣になる」は本当?習慣化に必要な本当の日数と、自分を責めないコツ

「3週間続ければ、習慣になるんでしょ?」

そう信じて、頑張った。

でも、また三日坊主になってしまった。

「やっぱり自分はダメなのかも…」

そんなふうに思ってしまったこと、ありませんか?

実は、「21日で習慣化できる」というのは、すべての行動に当てはまるわけではありません


習慣化に必要な日数は「内容によって違う」

2009年にロンドン大学の研究チームが行った調査によると、
ある行動が習慣化されるまでに必要な日数は——

  • 平均66日
  • 最短で18日
  • 最長で254日

…と、大きくバラつきがありました。

その差を生み出すのは、**行動の「難易度」や「ライフスタイルとの相性」**です。


たとえば…

  • 毎朝コップ1杯の水を飲む:比較的簡単 → 約18日
  • 毎朝腹筋50回をする:生活リズムを変える必要がある → 約254日(約8か月半)

つまり、

3週間(=21日間)では、“簡単なこと”しか習慣になりにくいのです。


続かなくても、自分を責めないで

「21日間頑張ったのに、習慣にならなかった」
「他の人はできてるのに、私は…」

そんなふうに思ってしまう人もいるかもしれません。

でも、これはあなたが意志が弱いからではなく、取り組んでいることの難易度が高いだけ

そもそも「21日」という数字自体が、一部の簡単な行動に関する平均値にすぎないのです。


難しい行動こそ、じっくり「9か月計画」で

「毎日運動する」「早起きして朝活する」「SNSをやめる」
こういった生活そのものを変える行動には、時間がかかるのが自然です。

だからこそ、

「続かなかった=失敗」ではなく、
「まだ続いている途中」と考えてください。

ゴールは“習慣になること”ではなく、“習慣に近づいていくこと”


あなたが今、取り組んでいることは…

もしかしたら、誰かの10倍難しいことかもしれません。
だからこそ、その一歩には、ものすごく大きな価値があります。

失敗しても、抜けても、やめても大丈夫。
また思い出して戻ってきたら、それも習慣化の一部です。


🍀まとめ:あなたのペースが、いちばん自然で、いちばん強い

「21日でできること」もあるけれど、
「254日かかること」もある。

だから、3週間でできなくても、焦らなくていい。
それは、あなたが“がんばり屋さん”である証拠かもしれません。

難易度が高いことこそ、**長い目で“育てる習慣”**として、
自分に優しく、続けていきましょう。

  
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